寺家ふるさと村にお越しの方へVisitor

里山と、入り組んだ谷戸田が美しい田園景観を創り出し、春の桜と新緑、夏は水田の緑のじゅうたん、秋は黄金色の稲穂と紅葉、そして冬は木枯らしと、四季折々の変化を楽しむことができます。

昭和50年代当時、開発が進んでいた横浜市の中にあって、ここ寺家町には多くの自然が残っていましたので、農業との調和を図っていく為に「ふるさと村」の冠がつけられました。

「ふるさと村」は、公園や作られた施設と間違われますが、寺家町の人たちの生活の場であり、水田や畑では農作物の生産が行われています。生産された作物は地元で直売されています。また、梨やブドウの生産もされていますが、需要が多いため直売が主体となっています。

寺家の地名は全国に8カ所(大日本地名辞典)あり、内7ヵ所は「じけ」と、一ヵ所は「じげ」といわれているそうで、ここは「じけ」といいます。その地名の由来は、「寺領」であった地域、あるいは、「寺域」であった土地からきているといわれています。

ここ寺家町がどちらに由来するのかは、はっきりしていません。しかし、大正11年に王禅寺に合併される前までは、寺家町の中心には古くから東円寺というお寺があったそうです。

寺家ふるさと村は、そこで生活する人と自然が共存した里山です。
そこでは雑木林や田んぼ、畑地、ため池、水路といった多様な環境があり、多くの植物や生きものがその環境で生活しています。
また、春夏秋冬に里山は様々な美しい表情を見せ、年間を通していろいろな植物や生きものにも出会えます。
そんな自然いっぱいのふるさと村をぜひ、散策してみましょう。

お車でお越しの方は「四季の家」の駐車場をご利用ください。
自然を守るため、できるだけ公共交通機関でお越しください。

ふるさと村に入る前に…、
散策の心得

ふるさと村の田んぼ、畑地は農家の人たちの土地です。田んぼやあぜに入ったり、畑地に入らないでください。
林の中も地主さんの土地で、管理をしています。散策路を外れて森に入らないようにしましょう。
田んぼの脇を通る水路は農業用水路です。危険ですので、水路の中に入るのはやめましょう。

寺家町は鳥獣保護区に指定されています。
自然の多くは生き物たちでバランスを保っています。
たとえば、きれいだと思って取った花の蜜は虫たちにとっては大切な食べ物です。
捕まえたバッタは草地の草を食べて生活し、大型の捕食者(鳥など)のエサになります。
植物を採取したり、生きものを持ち帰らないでください。また、よそからの生きものを持ち込まないようにしましょう。

ふるさと村はゴミ箱を置いていません。生きものたちのためにも、また、みなさんが気持ちよく散策していただくためにも
ゴミは捨てずにお持ち帰りください。
犬のふんも必ず持ち帰りましょう。

山野でのキャンプや火を使うことはできません。

ふるさと村では街中では味わえない魅力がある反面、街中にはない危険もあります。危険な生きもの
(毒ヘビ、スズメバチ、かぶれやすい植物)には十分ご注意ください。

自然や農業は私たちにとって宝物だ。
遠い昔からこの土地には
すべての生命をいつくしみ
重んじていくことの素晴らしさが根付いている。
人も同じ生き物だから
思いやりとやさしい気持ちを忘れずにいたい。

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